1. 予備知識

この節は、予約サイト上でクレジットカードによる支払いを受けるための、決済に関わる設定や処理の流れ、用語の使い方を説明します。なお決済に関して専門家ではありませんので、言葉の使い方等誤りがあればご容赦下さい(その場合お知らせいただけると助かります)。

支払いを受け付ける期間の設定

支払いを受け付けるための「支払ボタン」の表示期間を設定します。表示期間は、以下の2つの基準日から日数を指定します(それ以外の指定方法はありません)。

  • 予約日起算
    予約した日から指定した日数まで表示
  • 宿泊日起算
    宿泊日の前日から指定した日数前まで表示

本システムは予約の内容(宿泊人数やオプション選択)を変更する機能がありますのでその受付期間と、ご利用の決済代行会社が提供する条件に応じて検討して決定して下さい。

プラグインの連係動作

「支払ボタン」は予約後に表示可能な「予約確認」ページで、予約の内容と共に表示されます。当該ページは、「予約ID」と「メールアドレス」で検索して表示します。

決済プラグインとの連係は、「支払ボタン」を押すと予約と料金データをまとめ、決済プラグインへその情報を渡します。そのとき予約データの「清算」状況を、「未決」から「カート」へ更新します。

決済プラグインは決済が終了するとその結果を本システムに通知し、決済プラグインの所定のページを表示して動作を終了します。

通知を受けた本システムは、「ネットショップ」で登録された「注文データのID」と「清算」状況を「完了」に予約データをセット・保存し、「決済実行の通知」が設定されていた場合はメールを送信します。

クレジットカードによる支払の確定と与信枠の確保について

クレジットカードによる支払を受けた場合、決済代行会社は決済が「確定」されていれば所定の期日に清算します。もし支払が「与信枠」の確保状態であるなら清算されません。

例えば「キャンセル」による返金を考慮するとき、「確定」であれば実際の返金作業が生じます。「与信枠」の確保状態であれば、返金作業は決済代行会社の「支払」データの削除で済みます。

クレジットカードによる支払を「確定」とするか、「与信枠」の確保にするかは「ネットショップ」の機能で設定する事ができます。ただし「与信枠」の確保の期間や金額の範囲、もしくはサービス提供の有無について、決済代行会社により異なります。

操作の流れ

予約終了後、サイト上で支払いがどのように進められるか、以下ブラウザのキャプチャ画像で見てみましょう。表示デザインについては、キャプチャ画像のサイトはテストサイトでテーマは「twenty sixteen」に手を加えず利用しております。

1.予約の検索

予約の表示は予約直後、または、予約確認画面から検索表示します。

2.予約の表示

「お支払い」ボタン表示は、表示条件に合わないと表示されません。

3.カートの表示

ネットショップ管理のカートの中身を表示します。

4.注文画面の表示

ショッピングカートの確認から注文画面へ移動します。

5.クレジットカードで支払い

PAY.JPのチェックアウト機能を利用してカード情報を入力します。

6.支払完了画面

支払が終了するとネットショップ管理の注文完了画面が表示されます。

本番前にテストをしっかりと

インターネット上での決済は金銭に関わるため、クレジット情報の漏洩などが発生しないように厳しく処理されます。仕組みが複雑なため専門用語や設定など、一般の人が理解するのはなかなか難しいと感じます。

決済代行会社では、システムを利用した処理を実現するため開発者や利用者に「テスト環境」を用意しておりますので、しっかりと利用させてもらい、確認に怠りのないようにして下さい。

問題が発生した場合の責任は、弊社では一切を負いません。