4. 予約の実行とキャンセル

このセクションでは、Webサイトでどのような操作をして予約を実行するか確認します。

フロントエンドにおける予約操作について

予約終了までの操作の流れは次の通りです。

  1. カレンダー上の宿泊日の予約状況をクリックします
    宿泊人数を入力するフォーム画面が表示されます。
  2. 宿泊人数を入力します
    宿泊予約の内容と申込者の連絡先を入力するフォームが表示されます。
  3. 申込者の連絡先を入力します
    入力した予約、連絡先の確認画面が表示されます。
  4. 規約に同意(チェック)して、予約を実行します
    「ご予約ありがとうございました」が表示され予約終了です。申込者のメールアドレスに予約メールが自動送信されます。

本システムはカレンダーから選択された日付や宿泊プランのデータから、入力・編集のための予約フォームを出力します。この処理はスラッグ名に「booking-form」と名付けた固定ページを表示する際、実行されます。

タイトルに「予約フォーム」、スラッグ名に「booking-form」と名付けた固定ページを公開登録したところで、実際に入力して予約処理を試して下さい。

郵便番号検索について

本システムは郵便番号検索機能を実装、郵便番号を入力して住所を検索すると結果が入力項目にコピーされるようになっています。データが存在しない場合は空白がセットされます。

この郵便番号を検索する機能ですが、現在公的機関からのWeb APIの提供が見付からないため、本システムではGoogleを利用しています。ですのでGoogle社がサービスの提供を有償化したり、あるいは変更したりすると利用できなくなる可能性がありますのでご了承下さい。

複数の宿泊予約とセッション管理

本システムはセッション管理機能を実装し、申込者の操作を保存しています。これにより予約フォーム画面からカレンダーへ移動して別の宿泊予約を追加することを可能にし、また予約を実行する前であればカレンダーから選択した宿泊予約を削除、他の宿泊予約と入れ替える事ができます。

保存されたセッションデータは、予約者が予約を実行するか、「中止」ボタンを押して明示的に作業を中断するまでデータベース上に保管されます。

またこのデータと予約者のリンクは、予約者がブラウザを終了するまで紐付けされた状態になります。

データベース上に記録が残った場合は、一定期間(1週間)が過ぎると削除されます。

セッションデータは、予約フォームや管理画面上での予約登録処理においてシステム内部で利用するデータですが、予約者のブラウザに「クッキー」と呼ばれるデータを保管して紐付けしますのでご留意下さい。

予約の変更、予約のキャンセル

予約の変更やキャンセルは、Webサイトで予約時に発行された「予約ID」と「メールアドレス」を利用して検索、変更を実行します。

予約を検索したり検索結果を表示する画面は、スラッグ名に「reserved-form」と設定した固定ページを利用します。このページは予約フォームと同様、本システムでは特別な処理をしますのでご注意下さい。

動作を見るためタイトルに「予約確認」、スラッグ名「reserved-form」とした固定ページを公開登録します。

このページを表示し、予約したデータの「予約ID」と「メールアドレス」を入力して検索、予約データが表示されるか確認して下さい。

検索結果に対してデフォルトは予約者の連絡先は変更できますが、予約人数の変更やキャンセルは許可しないようになっています。

設定の変更は管理画面の「各種設定」、「予約変更」タブページ内で可能です。

本システムでは、変更やキャンセルの実行後にメールを送信する機能がありますが、メールについては後述しますので、この時点ではメール通知をしない状態にしてお試し下さい。

 

フロントエンド上で一通りの操作を試していただけたでしょうか。

注) 本ドキュメントでは予約データについて説明する際、「宿泊プランー客室タイプ」の対で選択した予約を「宿泊予約」と表現し、他の「宿泊プランー客室タイプ」、あるいは申込者の「連絡先」データと分けるために利用することがあります。